「あの選手、右で打ってる!」「こっちの選手は左だ!」野球中継を見ていると、バッターが立つ場所が左右違うことに気づきますよね。でも、「なんで違うの?」「どっちがいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事は、そんな野球の「右打ち」「左打ち」に関する疑問をスッキリ解消したい、野球初心者さんや、もっと野球を楽しみたいファンの方に向けて書いています。
野球のルールはまだよく知らないけれど、好きな選手やチームができて、もっと深く野球を知りたくなった!という方もいるかもしれませんね。
あるいは、これから野球を始めてみようかな、と考えているお子さんや、ご自身が「どっちで打つべきなんだろう?」と迷っているかもしれません。
この記事を最後まで読めば、
- 右打ちと左打ちの基本的な違いって何?
- テレビで見ててもパッと見分けられるようになる!
- 自分にはどっちが合ってるのかな?適性を知るヒント
- プロ野球選手はどっちが多いの?その理由は?
- よく聞く「右投げ左打ち」ってなんで多いの?有利なの?
- バッティングに「利き目」が関係するってホント?
- もし左打ちに挑戦するなら、どうすればいい?
といった、右打ち・左打ちに関するあらゆる疑問が解決します。難しい専門用語は使わず、分かりやすく解説していくので、安心してくださいね。この記事を読めば、野球観戦がもっと楽しくなり、自分に合ったバッティングスタイルのヒントも見つかるはずです!
記事のポイント
- 右打ちと左打ちの基本的な違いがスッキリ分かる!
- 自分に合った打ち方の「適性」を見つけるヒントが得られる!
- 右打ち・左打ちそれぞれのメリット・デメリットを理解できる!
- 野球界で「右投げ左打ち」が多い理由が詳しく分かる!
- 初心者でも安心!左打ちの基本的な始め方が分かる!
野球における右打ち・左打ちの基本的な違いとそれぞれの特徴、そして自分に合った決め方のヒント

さて、まずは基本中の基本からいきましょう!
野球の試合を見ていると、
バッターボックスに立つ選手には「右打ち」と「左打ち」の2種類がいることに気づきますよね。
このセクションでは、その基本的な違いや見分け方、そして「自分はどっち向きなんだろう?」と考え始めたあなたへ、適性を探るヒントやプロ野球での現状についてお話しします。
この基本を知るだけでも、野球の見方がグッと深まりますよ。野球におけるバッティングの「右打ち」「左打ち」の違いを理解し、自分に合ったスタイルの「決め方」への第一歩を踏み出しましょう!
まずは基本!野球の右打ちと左打ちの「違い」って何?
野球のルールを学び始めたばかりの方にとって、「右打ち」と「左打ち」の違いは、最初にぶつかる疑問の一つかもしれませんね。
でも、心配はいりません。違いはとてもシンプルなんです。
一番分かりやすいのは、バッターボックスでの立ち位置です。
ホームベースを挟んで、
キャッチャー側から見て右側の打席に立つのが「右打ち(右バッター)」、
左側の打席に立つのが「左打ち(左バッター)」です。
そして、立ち位置が違うということは、当然スイングの仕方も逆になります。
右打ちの選手は、体を左方向に回転させながらバットを振ります。
ピッチャーに対して、体の左側面を向けるような構えになりますね。
一方、左打ちの選手は、体を右方向に回転させながらバットを振ります。
ピッチャーには体の右側面を向ける構えです。
多くの場合、右利きの人は右打ち、左利きの人は左打ちを選ぶ傾向があります。
これは、利き手の方が力を入れやすく、バットコントロールもしやすいため、自然な選択と言えるでしょう。
利き腕でバットを押し出すような感覚でスイングできる方が、スムーズに力を伝えやすいんですね。
しかし、これはあくまで一般的な傾向です。
後ほど詳しく説明しますが、
右利きだけど左打ちを選ぶ選手(右投げ左打ち)もプロ野球にはたくさんいます。
まずは、「立つ位置とスイングの回転方向が逆なんだな」という基本をしっかり押さえておきましょう。
この違いが、後々話す「有利・不利」にも繋がってくるんですよ。
見た目でわかる?右打ち・左打ちの簡単な「見分け方」
野球中継や球場で選手を見たときに、「あの選手は右打ち?左打ち?」と瞬時に見分けられたら、なんだか通っぽくてカッコイイですよね!実は、見分け方はとっても簡単なんです。いくつかポイントを押さえれば、野球初心者の方でもすぐに見分けられるようになりますよ。
一番確実なのは、先ほど説明した「バッターボックスのどこに立っているか」を見ることです。ホームベースを基準にして、キャッチャーから見て右側に立っていれば右打ち、左側に立っていれば左打ちです。これが一番シンプルで間違いのない見分け方です。
次に、「構えた時にピッチャーにどちらの肩を向けているか」を見る方法もあります。左肩をピッチャーに向けて構えていれば右打ち、右肩をピッチャーに向けて構えていれば左打ちです。スイングする方向を考えれば自然と分かりますよね。右打ちは左方向に体を回すので左肩が前に、左打ちは右方向に体を回すので右肩が前に来るわけです。
また、多くの場合、「バットを持っている手」でも判断できます。右打ちの選手は、構えた時に左手が下(根本側)、右手が上(先端側)になるようにバットを握ります。左打ちの選手はその逆で、右手が下、左手が上になります。ただし、これは構え方によっては少し分かりにくい場合もあるかもしれません。
一番のおすすめは、やはり「バッターボックスの立ち位置」で判断することです。テレビ画面でも球場でも、ホームベースの位置を確認すれば一目瞭然!ぜひ、次回の野球観戦で試してみてください。すぐに慣れて、選手の打席を見ただけで「右打ちだな」「左打ちだな」と分かるようになりますよ!
あなたはどっちタイプ?右打ち・左打ちの「適性」を探るヒント
「自分や子供が野球を始めるなら、右打ちと左打ち、どっちがいいんだろう?」
これは、野球を始めようとする多くの方が抱える悩みではないでしょうか。
もしかしたら、「左打ちの方が有利って聞くし、左打ちにすべき?」なんて考えているかもしれませんね。
しかし、焦って決める必要はありません。
どちらの打ち方が絶対的に優れているということはなく、
その人の持つ様々な特性によって「適性」は変わってきます。
まず考えられるのが「利き手」です。
一般的には、右利きの人は右打ち、左利きの人は左打ちの方が力を入れやすく、
バットコントロールも習得しやすいと言われています。
文字を書いたり、ボールを投げたりする方の手ですね。
多くの子どもたちは、まず利き手で自然にバットを振ろうとします。
これは自然な流れなので、無理に変える必要はありません。
次に「利き足」も関係があると言われています。
軸足となる方の足ですね。
右打ちの場合は左足、左打ちの場合は右足が軸足になります。
利き足でしっかりと踏ん張り、体を回転させることで、力強いスイングが生まれます。
自分の利き足がどちらかを知っておくのも、適性を考える上での一つのヒントになります。
さらに、意外かもしれませんが「利き目」も重要です。
バッティングでは、ピッチャーが投げるボールをしっかりと目で捉える必要があります。
右打ちの場合、一般的には左目でボールを見ることが多く、左打ちの場合は右目で見ることが多くなります。
どちらの目でボールを捉える方が見やすいか、というのも適性に関わる要素です。
利き目の調べ方は後ほど詳しく解説しますね。
これらの要素を総合的に考えて、
「自分にはこっちの方が合っているかも」という方向性を見つけることが大切です。
ただし、これらはあくまでヒントであり、絶対的なものではありません。
実際にバットを振ってみて、しっくりくる方を選ぶのが一番です。
最初は両方試してみて、よりスムーズに振れる方、力を込めやすい方を選ぶというのも良い方法ですよ。
プロ野球ではどっちが多いの?「右打ち・左打ち」の割合と現状
華やかなプロ野球の世界では、右打ちの選手と左打ちの選手、一体どちらが多いのでしょうか?
テレビで見ていると、
左打ちの強打者が活躍しているイメージがあるかもしれませんが、
実際のところはどうなのでしょうか。
結論から言うと、現在でもプロ野球界全体では、右打ちの選手の方が左打ちの選手よりも多い傾向にあります。
これは、日本の人口全体における右利きの割合が高いことと関係しています。
やはり、利き腕である右で投げる選手(右投げ)が多く、それに伴って右打ちを選ぶ選手も自然と多くなるのです。
しかし、一昔前に比べると、左打ちの選手の割合は確実に増えています。
特に、野手(バッター)においては、その傾向が顕著です。
これには、いくつかの理由が考えられます。
一つは、「左打ちの方が有利」とされる場面が多いことです。
これについては次のセクションで詳しく解説しますが、
特に一塁への距離が近いことや、右ピッチャーの投げるボールが見やすいといったメリットが挙げられます。
そのため、本来は右利きであっても、
打撃に関しては左打ちを選択する「右投げ左打ち」の選手が増えているのです。
イチロー選手や松井秀喜選手といった、球史に残る名選手たちが右投げ左打ちだったことも、
この流れを加速させた要因の一つかもしれません。
また、少年野球の指導現場でも、左打ちのメリットが認識され、
右利きの子どもに左打ちを勧めるケースも増えてきました。
小さい頃から左打ちの練習をすることで、プロの世界でも通用する左バッターが育ってきているのです。
ポジションによっても傾向は少し異なります。
例えば、キャッチャーや内野手(特にセカンド、ショート、サード)は、
送球動作の関係から右投げの選手が圧倒的に多く、それに伴い右打ちの選手が多い傾向があります。
一方で、外野手には足の速い左打ちの選手が多いイメージがありますね。
このように、プロ野球全体ではまだ右打ちが多いものの、左打ちの選手の存在感は年々増しています。
この割合の変化も、野球の戦術や魅力に影響を与えていると言えるでしょう。
野球で右打ち・左打ちを選ぶ際の疑問解消!有利不利や適性、具体的な決め方について

基本的な違いが分かったところで、次はもう少し踏み込んだ疑問にお答えしていきましょう。
「右投げなのに左打ちの選手ってなんであんなに多いの?」
「結局、右打ちと左打ち、どっちが試合で有利なの?」
といった、野球ファンなら誰もが気になるポイントですよね。
このセクションでは、野球における右打ち・左打ちの選択が、試合の有利不利や選手の特性(利き目など)とどう関わってくるのか、そして最終的に自分に合った打ち方をどうやって決めたら良いのか、具体的な「決め方」のヒントまで詳しく解説していきます。
「右投げ左打ち」は生まれつき?なぜ野球界に多いのか徹底解説!
プロ野球中継を見ていると、「あれ?この選手、投げるときは右なのに、打つときは左だ!」
と気づくことがよくありますよね。
イチロー選手や松井秀喜選手、
大谷翔平選手(打者に専念していた時期など)もそうですし、
現役選手にもたくさんいます。
この「右投げ左打ち」の選手が野球界、特に日本のプロ野球に多いのには、いくつかの明確な理由があります。
まず、「一塁への距離が近い」というメリットが挙げられます。
左打ちの場合、打ち終わった後の走り出しが一塁ベースに近い方向になります。
右打ちだと、スイング後に体を一塁方向へ回転させてから走り出す必要がありますが、
左打ちならスイングの流れのまま走り出せるため、コンマ数秒ですが早く一塁に到達できる可能性があるのです。
内野安打を狙いやすくなったり、併殺打(ゲッツー)を防ぎやすくなったりする効果が期待できます。
足の速い選手にとっては大きなアドバンテージになりますね。
次に、「右ピッチャーのボールが見やすい」という点も重要です。
野球界には右ピッチャーが左ピッチャーよりも多い傾向があります。
左バッターは右ピッチャーが投げる際、
ボールが体の外側から内側に入ってくる軌道(カーブやスライダーなど)を、
利き腕ではない方の腕(多くの場合は左腕)で引きつけながら見ることができます。
これにより、ボールの軌道や変化を最後まで見極めやすいと言われています。
逆に、右バッターが右ピッチャーと対戦すると、
ボールが背中側から来るように感じられ、見えにくいとされることがあります。
では、「右投げ左打ち」は生まれつきの才能なのでしょうか?
必ずしもそうではありません。
多くの場合、幼少期や野球を始めた初期段階で、指導者や親の勧めによって、
あるいは本人の意思で左打ちを選択し、練習を重ねて習得したケースがほとんどです。
もちろん、中には両利きのような器用さを持っている選手もいますが、
多くは後天的な努力によって「作られた」左バッターなのです。
特に日本では、上記のメリットを重視して、
右利きの子どもに左打ちを推奨する傾向が比較的強いと言われています。
これが、日本の野球界に「右投げ左打ち」の選手が多い大きな理由の一つです。
どっちが有利?野球における「右打ち・左打ち」の有利不利をシーン別に解説
「結局のところ、野球では右打ちと左打ち、どっちが有利なの?」
これは、多くの野球ファンが抱く素朴な疑問であり、永遠のテーマとも言えるかもしれません。
結論から言うと、どちらか一方が絶対的に有利ということはなく、状況によって有利不利は変わってきます。
最も大きな要因は、対戦するピッチャーが右投げか左投げかということです。
一般的に、「ピッチャーと同じ打ち方のバッターは不利、違う打ち方のバッターは有利」と言われています。
- 右ピッチャー vs 左バッター:
これは、左バッターにとって有利な組み合わせとされています。
先ほども触れたように、右ピッチャーが投げるカーブやスライダーといった変化球は、
左バッターから見ると体の外側から内側へ入ってくる軌道になります。
これをしっかり目で追うことができるため、ボールの見極めがしやすいのです。 - 左ピッチャー vs 右バッター:
これも同様に、右バッターにとって有利な組み合わせと言えます。
左ピッチャーの投げるボール(特に変化球)は
右バッターにとって体の外から内へ入ってくる軌道となり、見やすいとされています。 - 右ピッチャー vs 右バッター:
ピッチャーと同じ打ち方のため、右バッターにとっては不利な組み合わせと見なされることがあります。
特に、右ピッチャーが投げるスライダーは
右バッターの外角へ逃げていく軌道となり、捉えにくいと言われます。 - 左ピッチャー vs 左バッター:
同様に、左バッターにとっては不利な組み合わせです。
左ピッチャーの投げるスライダーは
左バッターの外角へ逃げる軌道となり、打ちにくいボールとされます。
このように、対戦するピッチャーの利き腕によって有利不利が変わるため、
相手チームの先発ピッチャーに合わせて、
右バッターと左バッターをバランス良く配置する「ジグザグ打線」を組むこともあります。
また、ランナーがいる状況でも有利不利は変わってきます。
例えば、ランナー一塁の場面で、右バッターがライト方向へ打つ(進塁打)と、
ランナーは二塁へ進みやすくなります。左バッターの場合は、レフト方向へ打つことが求められます。
さらに、球場の特性も影響します。
例えば、右中間や左中間が極端に広い球場、あるいは特定の方向に風が強く吹く球場などでは、
その特性を活かせる打ち方が有利になることもあります。
結局のところ、「右打ち」「左打ち」それぞれにメリット・デメリットがあり、
どちらが絶対的に有利とは言い切れません。
だからこそ、多くの選手が自分の特性や目指すプレースタイルに合わせて、
どちらかを選択したり、あるいは両方打てる「スイッチヒッター」を目指したりするのです。
バッティングで重要な「利き目」と右打ち・左打ちの関係性
バッティングで良い結果を出すためには、ピッチャーが投げるボールを正確に捉えることが不可欠です。
そのためには、「目」の使い方が非常に重要になってきます。
そして、あまり知られていないかもしれませんが、
手や足と同じように、人には「利き目」というものがあるのです。
この利き目が、実は右打ち・左打ちの選択やバッティングフォームにも影響を与えることがあると言われています。
まず、自分の利き目を知る簡単な方法をご紹介しましょう。
- 遠くにある小さな目標物(時計の文字盤や壁のシミなど)を決めます。
- 両腕を前に伸ばし、両手で三角形の窓を作ります。
- 両目を開けたまま、その三角形の窓から目標物を覗き込みます。
- 目標物が窓の中心に見える状態をキープしたまま、片方の目を交互につぶってみます。
- 目標物が窓の中心からずれないで見えた方の目が、あなたの「利き目」です。
さて、この利き目がバッティングにどう関係するのでしょうか?
一般的に、右打ちのバッターは主に左目で、左打ちのバッターは主に右目でボールを見ると言われています。
ピッチャーに近い方の目でボールを捉える形になるからです。
もし、利き目と、ボールを見る方の目が一致している場合
(例えば、右打ちで利き目が左目、または左打ちで利き目が右目)、
ボールをより鮮明に、立体的に捉えやすいとされています。
これは、利き目の方が視覚情報を処理する能力が高い傾向にあるためです。
逆に、利き目とボールを見る方の目が逆の場合
(例えば、右打ちで利き目が右目、または左打ちで利き目が左目)、
ボールの見え方に若干のずれが生じたり、距離感が掴みにくくなったりする可能性が指摘されています。
このような選手の中には、顔の向きを調整したり、
オープンスタンス(体を開き気味に構える)にしたりするなど、
ボールを見やすくするための工夫をしている人もいます。
では、「右バッターの利き目はどちらが多いか?」という疑問ですが、
これには明確な統計があるわけではありません。
右打ちの選手の中にも利き目が右の人も左の人もいます。
ただ、もし利き目が右の右打ち選手であれば、
意識的に顔をピッチャー方向にしっかり向け、
右目でボールを捉えるような工夫が必要になるかもしれません。
利き目は、あくまでバッティングにおける一つの要素であり、
利き目が逆だからといって必ずしも不利になるわけではありません。
しかし、自分の利き目を知っておくことは、
より自分に合った構えやフォームを見つける上で、参考になる情報と言えるでしょう。
初心者向け!「左打ち」を始めるための基本的なやり方
もしあなたが右利きで、「左打ちにも挑戦してみたい!」あるいは
「子どもに左打ちを教えてみたい」と考えているなら、何から始めれば良いのでしょうか?
利き手と逆の動きになるので、最初は戸惑うかもしれませんが、
基本的なステップを踏めば、誰でも左打ちにチャレンジすることができます。
ここでは、初心者が左打ちを始めるための基本的な「やり方」をご紹介します。
- スタンス(立ち方):
- まず、ホームベースに対して平行になるように立ちます。
右打ちとは逆で、右肩をピッチャーに向けるイメージです。 - 足は肩幅か、それより少し広めに開きます。
体重は両足に均等にかけるか、やや後ろ足(右足)に多めに乗せる意識を持つと安定しやすいでしょう。 - 膝は軽く曲げ、リラックスした状態を保ちます。
- まず、ホームベースに対して平行になるように立ちます。
- グリップ(バットの握り方):
- 右打ちとは逆に、右手が下(根本側)、左手が上(先端側)になるようにバットを握ります。
- 両手の指の付け根あたりで、力を入れすぎずに軽く握るのがポイントです。
強く握りしめすぎると、スイングが硬くなってしまいます。 - 両手の間隔は空けずに、くっつけて握りましょう。
- 構え(アドレス):
- バットを自然な高さに構えます。
最初は、肩のラインと平行になるくらいの位置から試してみると良いでしょう。 - 顎を軽く引き、目線はピッチャーに向けます。
顔はしっかりとピッチャー方向に向けて、ボールを両目で見られるように意識しましょう。
- バットを自然な高さに構えます。
- スイング:
- まずは素振りから始めましょう。
焦らず、ゆっくりとした動きでフォームを確認します。 - テイクバック(バットを引く動作)では、前足(左足)を軽く上げ、体重を後ろ足(右足)に乗せます。
- 踏み込み(ステップ)では、前足(左足)をピッチャー方向に踏み込みます。
踏み込む幅は、広すぎず狭すぎず、自分が安定してスイングできる幅を見つけましょう。 - インパクト(ボールを打つ瞬間)に向けて、
腰を回転させ、腕をしなやかに使ってバットを振り抜きます。
この時、右手でバットを押し込み、左手で引きつけるようなイメージを持つと、
スムーズなスイングになりやすいです。 - フォロースルーでは、バットを自然な流れで振り切り、バランスを崩さないようにします。
- まずは素振りから始めましょう。
最初はぎこちなくても、繰り返し練習することが大切です。
鏡の前でフォームを確認したり、動画を撮って自分の動きを見てみるのも効果的です。
また、軽いバットを使ったり、ティーバッティング(台の上に置いたボールを打つ練習)から始めたりするのも良いでしょう。
焦らず、楽しみながら、少しずつ左打ちの感覚を掴んでいってくださいね。
まとめ:あなたに最適な野球の「右打ち・左打ち」の決め方を見つけよう!
さて、ここまで野球における右打ちと左打ちについて、
基本的な違いから、見分け方、適性、有利不利、そして「右投げ左打ち」が多い理由や
具体的な決め方のヒントまで、様々な角度から解説してきました。
最初は「右と左、何が違うの?」という単純な疑問だったかもしれませんが、
それぞれの特徴やメリット・デメリット、さらには利き手や利き目との関係まで知ると、
バッティングの奥深さを感じていただけたのではないでしょうか。
結局のところ、「右打ちと左打ち、どちらが良いか?」という問いに対する唯一絶対の答えはありません。
- 右打ちは、右利きの人にとっては自然で力を入れやすく、コントロールしやすいというメリットがあります。
多くの選手が右打ちであるという安心感もありますね。 - 左打ちは、一塁への近さや、対右ピッチャーへの有利さといったメリットがあり、
特に俊足の選手や、戦略的に有利さを求める選手にとっては魅力的な選択肢となります。
決め方としては、
- まずは自分の利き手、利き足、利き目などを考慮してみる。
- 実際に両方の打ち方を試してみて、しっくりくる方、スムーズに振れる方を選ぶ。
- 自分が目指すプレースタイル(例えば、長打を狙うのか、ヒットを多く打ちたいのか)に合わせて考える。
- 指導者や経験者に相談してみる。
といったアプローチが考えられます。
野球を始めたばかりの方や、これから始める方は、あまり難しく考えすぎず、
まずは自分が「打ちやすい!」と感じる方から始めてみるのが一番です。
そして、練習を重ねる中で、もし逆の打ち方に興味が出てきたら、挑戦してみるのも良いでしょう。
この記事が、あなたが野球の右打ち・左打ちへの理解を深め、
自分自身や応援する選手にとって
最適なバッティングスタイルを見つけるための「決め方」のヒントとなれば幸いです。
バッティングの選択は、野球の楽しさや可能性を広げる、重要な第一歩ですよ!
他にも野球についての記事を書いています。
よかったら見ていってください。